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自分達で家を作ろう!!
私達は大自然の北海道ニセコに移住するに際し、自然に調和するログハウスを
自分達で建てたいとの思いに胸を膨らませて、2005年5月に四国松山から、
しまなみ街道(西瀬戸自動車道)〜敦賀港〜(フェリー)〜北海道苫小牧港〜
ニセコへと移動し、家族による家作りを始めました。これは夫婦と息子の3人
で悪戦苦闘した家作りの記録の一部です。これからセルフビルドで家作りを考え
ている方達の参考になれば幸いです。又興味がありましたらお立ち寄り下さい。
1.ログハウスについて調査した会社
・(株)TAROインターナショナル(カタログ・展示場)/東京
・ビッグフット(カタログ・展示場)/東京 **************
・(株ジョーコーポレーション(カタログ・展示場)/愛媛****
・オフィスKM(カタログ・建築物)/北海道*************
参考図書
・雑誌/夢の丸太小屋に暮らす******
・雑誌/ログハウスに住む**********
・雑誌/ウッディハウス*************
・日曜大工でわが家を建てた(山海堂)
そのほか図書館を利用して、数多くの建築に関する本を読む。
2.仕様
・フィンランドのマシンカット 92mmムク材**
・平屋構造(28坪+デッキ4.8坪+ロフト)***
・基礎高さ2.2m(豪雪対策・空間有効利用)
3.建築中の住まい&引越し荷物
ログハウスを建ている間、どこに住むか切実な問題でいろいろ考えた結果、
費用のかからない、又便利な同じ敷地内に、テント生活を決意した。
・近場で短期の賃貸物件を探すことが困難(遠く離れている為)・・・・・・・・・
・起きたら食事をして、すぐ仕事にかかれる。通勤時間なし・・・・・・・・・・・・・
・ログ/電動工具等の悪戯や、盗難を防げる(建築中の損害保険加入せず)
5月中旬、現地に到着後未だ雪解け水がどんどん流れており、びっくり! 敷地内はべちょべちょ。
あわてて長靴を買い、そして何とか場所を見つけて
テントを張った。5/18から天候がくずれ、夜に風が
強くテントが飛ばされそうになる。低気圧が発達し、
暴風雨警報が出たらしい。夜寝れない。
朝になると少し風が治まり、ホームセンターへ今後の
材料調達に出かけたが、又風が強くなった。心配しなが
ら帰ってみると、無残にテントは飛ばされて、崩れていた。
雨・風の中、テント内調べると、布団も全て濡れていた。
自然の猛威にはなす術も無く、途方にくれた。
ホテルを予約して、濡れたもの全て車に積んでホテルへ撤退。
北海道の5月は、まだまだキャンプには早過ぎる。ホテルのランドリーで洗濯、そしてふとん乾燥機買って、
ホテルの部屋で濡れた物を乾燥させた。いきなり北海道の厳しい寒さの洗礼を受けた。リスタート!!
引越し荷物は、業者のトランクルームを長期に借りる 
と高いので、敷地内に仮設の小屋を建てる事にした。
5/21に引越し荷物が届くと連絡があったが、悪天候
により、小屋は未完成(屋根がない)。しばらく天気
は、よさそうなので荷物を入れてから、周りをブルー
シートで覆い、屋根をつけて小屋は完成した。
広さは16畳あるので、空いたスペースに、食事する所
と簡易ベットを作った。悪天候の為、悲惨なスタートと
なった。又北海道の5月は未だ寒い。
テント生活はするものではないと実感。しかし他に選択
の余地はない。やるしかない!!
約3ヶ月に亘った、このホームレスの生活体験は、生き抜く
自信になった。体内の生存細胞が増殖したと感じている。
又テント生活中、多くの方が見て話しかけてくれた。もうすぐ定年なので、その後にログハウスを
建てたいと思っている人達/実際に来年建てる人達/ログの重さは?構造は?
近くで家を建築中の大工さんとも知り合いになり、いろいろ教えてもらったりと、楽しい思い出も多くあった・。
しかし景観すばらしいこの地に、突如出現したこの風景は、パノラマラインを観光バスで訪れた人達へは迷惑を掛けたのでは・・・・・・・・
4.日々の生活

引越し荷物を収納した小屋の一角に、食事コーナーを設けた。
又天気の良い日は屋外で食事を楽しむ。
・炊事:仮設電気(20Aのブレーカー1個)を使って、食事を作る。
・水 :名水で知れ渡る甘露水(湧き水)を毎朝汲みに行く。
・トイレ:レンタル仮設トイレを設置、及び近くの公衆トイレも使用。

5.基礎
豪雪地域の為、基礎高さをいくらにするか、最後までコストと必要性で悩んだ。
最終現地での景観とやり直しが出来ない/後悔しないようにの決断から、コストアップを飲んだ。
初めての冬・雪を体験して、基礎は高くしておいて助かった。2.2mの基礎の周りは雪で埋まり、
窓の所まで雪が積もっている。ニセコの除雪作業は生半可ではない。
基礎工事は業者に依頼した。基礎幅15mm、高さ2.2m
なので、高い所の平均台の上で作業しているような感じだが、
さすがにプロは違う。コンクリート送るポンプ者の人、振動器
を操作する人も全く平気で作業している。高所恐怖症の自分
にはとても出来ない。
我々は小屋を製作しながら、時々基礎工事の人達の作業も
手伝ったりして、結構基礎構造の勉強になった。
北海道の人は朝が早い。7時から作業開始。
工事期間:5月初め〜5/E 約3週間
購入した土地はほぼ平らと思っていたので、基礎工事を
始める前に、特に測量/造成行わなかったが、実際は
基礎の前と後ろで1.4mの傾斜があった。
基礎の完成後に土を入れたが、高台になってしまい、
土手が崩れないように、自分達で芝を張った。
最初にきちんと測量して、造成しておくべきであった。
おかげで駐車場が斜面になり、雪が積もっても基礎内
のガレージまで登れるか、不安が残った。
結局4WD車は登ったが、FF車はダメであった。
6.ログ到着
フィンランドを3月に出てから、釜山港経由苫小牧港に入港し、
6/1早朝に大型トレーラー2台が到着した。
・ログ: 379点 最長長さ約10m
・建具:窓 13個 、テラスドア 1枚 、玄関ドア 1枚、
内部ドア 5枚
・根太、断熱材受け、床板、天井板、垂木、屋根板、デッキ板
かなりの量なので、隣の敷地にも了解をもらって
置かしてもらた。家1個分の材木の量はすごい!!
ログハウスをセルフビルドする場合は、この材料を置く場所が
広く必要な為、市街地ではなかなか建てれないそうだ。

降ろした後、ログ379点を積む順番に整理す
る為に、梱包を全て解いて、ばらばらにした後
部位別/順番別に並び替えた。
10mもあるログはかなり重く、この仕分けに
2人で3日間かかった。
一面に広がったログをみると、とんでもない物
を買ってしまった気がした。大丈夫かな!!
7.ログの積み上げ

まず基礎の周りに足場を構築。初めてなので最初戸惑ったが、
すぐ慣れた。しかし結構重労働である。
出来上がった足場に上ってみたが、高所恐怖症傾向の私に
とっては、揺れる足場は不気味であった。
他人はすぐ慣れると言うが・・・・・・・

ログを購入した会社に、ユニック車での作業応援を
頼み、ログ積みは我々と1名の応援+ユニック車で
始めた。
最初は全て初めての事なので、なかなか作業が
はかどらなかったが、少しづつ慣れてくるにつれ
て、要領よくなっていった。やれば出来ると実感
してくると、平均1.5段/日積める様になった。
ログが高くなるにつれて、途中から背がとどかなくなり、中にも
足場を組む。又2個の脚立と梯子も大活躍。
高所作業になるにつれて、積むペースは1段/日に落ちる。
フィンランドの工場で加工後は真っ直ぐだったログも、ねじれたり、
そったりしていて、素直に組み立て出来なくなる。
手動のウインチ、車のジャッキ、ダボの打ち込み等で修正し、
悪戦苦闘しながら積み上げる。毎日が肉体労働である。
毎日が筋肉痛との闘いであったが、とうとう腰が悲鳴を上げ、
鎮痛消炎剤のお世話になる。指の力も・・・・・・・
天候も不順で、雨の時はひたすら筋肉を休め、体調を整える。

ログが高くなると、ユニックでも届かなくなり、近場まで
上げた後は、足場に乗り、ログを手で持って運搬した。
不安定な高所作業に加えて、長いログは重い。
最も高い棟木を上げた時の感動は、感無量!!
思わず笑みがこぼれた。今日は7/2、最高の日。
途中で出来るかなと思ったときもあったが、とうとう
出来た。379点のログを全部積み上げた!!
------- この感激は一生忘れられない -------
8.塗装
塗装はキシラデコール(色:ピニー)の2回塗りとする。
家族3人でのハケ塗り作業、高所恐怖症と戦いながら
何とか完了。数年後の再塗装はどうするか課題は残る。
途中足場の上から、塗料缶を落として、基礎にかかってしまった痕が、
今も無残にも残っている。自業自得!
基礎とログ1段目の境界はコーキング施工
9.内装
断熱材は床・天井共に150mm厚とし、使った量は
厚み100mmと50mmのロックウールを全部で31巻。
この作業はガラス繊維が飛び散り、チクチク大変な作業。
従って作業服を限定し、いつも同じ服でした。
二度としたくない作業。
特に天井は至難の業、これはもう言葉では言い表せない!!
窓は2重ガラスの為、かなり重く、取り付ける際、外に落ちないよう
注意した。又塗装もガラスに付かないようマスキングテープを使用。
ドアの取手、ヒンジ、カギ等説明書が日本語でないため、見よう見まねで
何とか取り付けた。
床板と天井板は全部で釘数千本打った。二人で打ったが相当きつい。
急にやると手首の腱鞘炎になるらしい。又天井板は高所/上向き
作業なので、釘がなかなか打てず、かなりいらいらした。
又リビングの天井は長さが4.5mのパインのはめ込み板なので、
なかなかうまくはめ込めず、家族3人で両端と真ん中を持って作業。
ストレスのたまる作業であった。今も天井を見るたびに、よくやったと
感心している。
屋根・窓がついて、床が出来た7/末に台風予報が出たので、テントを出て
家の中で、仮住まい生活を始めた。久しぶりの家での生活。感無量!!

ログハウスの暖房の定番:薪ストーブを設置。
薪ストーブ/煙突の設置は業者にお願いしたが、耐火壁/床のレンガは
自分達で、230個のレンガを積み上げた。どんなレンガにするか、種類も
多く、いろいろ迷った結果、スタンダードな赤レンガに決定。
床板の上に10mmの不燃板を敷き、其の上にレンガを積む。
モルタルを水で溶き、レンガを積み上げたが、終わる頃になって
やっと要領がわかった。しかしその時にはすでに、遅く多少ゆがんで
積み上がっていた。真直ぐ立ち上げるのは結構難しい。
曲がった耐火壁も燃焼には支障なく、臭いも無く、やわらかな輻射暖房で
薪ストーブの選択は正解であった。暖房はこの薪ストーブだけだったが、
1月はかなり寒く、必要な時だけ使う電気ストーブを1台購入した。これで寒さ厳しい北海道の冬も持ちこたえた。
水道・電気がついてとりあえず住める環境が整ったのが
10月。まだ1階は手付かずだが、窓はコンパネで覆い、
雪が入らないようにし、出入り口は仮のドアを製作。
但しガレージの入り口は開いたまま。内部に露出
しているキッチンの配管類は凍結すると言われて、
コンパネで取りあえず覆った。
何とか雪の降る前に、未完成ながら我が家作りの1年目は終わった。
-------- バンザイ!! -------
2年目の2006年の家作り体験記はこちらへ
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