トールペイント工房/メープル
〒048-1522 北海道虻田郡ニセコ町曽我476-20
TEL/FAX 0136-44-3820
E-メール:info@niseko-maple.com
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 ログハウス
FOLK ART
Studio - Maple
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 手作りログハウス

   2006年(2年目)
   2005年(建築開始)

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        自分達で家を作ろう!!

私達は大自然の北海道ニセコに移住するに際し、自然に調和するログハウスを
自分達で建てたいとの思いに胸を膨らませて、2005年5月に四国松山から、
しまなみ街道(西瀬戸自動車道)〜敦賀港〜(フェリー)〜北海道苫小牧港〜
ニセコへと移動し、家族による家作りを始めました。これは夫婦と息子の3人
で悪戦苦闘した家作りの記録の一部です。これからセルフビルドで家作りを考え
ている方達の参考になれば幸いです。又興味がありましたらお立ち寄り下さい。


1.ログハウスについて調査した会社
    ・(株)TAROインターナショナル(カタログ・展示場)/東京
    ・ビッグフット(カタログ・展示場)/東京 **************
    ・(株ジョーコーポレーション(カタログ・展示場)/愛媛****
    ・オフィスKM(カタログ・建築物)/北海道*************

   参考図書
    ・雑誌/夢の丸太小屋に暮らす******
    ・雑誌/ログハウスに住む**********
    ・雑誌/ウッディハウス*************
    ・日曜大工でわが家を建てた(山海堂)
    そのほか図書館を利用して、数多くの建築に関する本を読む。

2.仕様
    ・フィンランドのマシンカット 92mmムク材**
    ・平屋構造(28坪+デッキ4.8坪+ロフト)***
    ・基礎高さ2.2m(豪雪対策・空間有効利用)
    

3.建築中の住まい&引越し荷物
   
   ログハウスを建ている間、どこに住むか切実な問題でいろいろ考えた結果、
費用のかからない、又便利な同じ敷地内に、テント生活を決意した。
          
         ・近場で短期の賃貸物件を探すことが困難(遠く離れている為)・・・・・・・・・
         ・起きたら食事をして、すぐ仕事にかかれる。通勤時間なし・・・・・・・・・・・・・
         ・ログ/電動工具等の悪戯や、盗難を防げる(建築中の損害保険加入せず)
                      
   5月中旬、現地に到着後未だ雪解け水がどんどん流れており、びっくり!敷地内はべちょべちょ。
あわてて長靴を買い、そして何とか場所を見つけて
テントを張った。5/18から天候がくずれ、夜に風が
強くテントが飛ばされそうになる。低気圧が発達し、
暴風雨警報が出たらしい。夜寝れない。
朝になると少し風が治まり、ホームセンターへ今後の
材料調達に出かけたが、又風が強くなった。心配しなが
ら帰ってみると、無残にテントは飛ばされて、崩れていた。
雨・風の中、テント内調べると、布団も全て濡れていた。
自然の猛威にはなす術も無く、途方にくれた
ホテルを予約して、濡れたもの全て車に積んでホテルへ撤退。 



  北海道の5月は、まだまだキャンプには早過ぎる。ホテルのランドリーで洗濯、そしてふとん乾燥機買って、
  ホテルの部屋で濡れた物を乾燥させた。いきなり北海道の厳しい寒さの洗礼を受けた。リスタート!!

  
引越し荷物は、業者のトランクルームを長期に借りる     
  と高いので、敷地内に仮設の小屋を建てる事にした。
  5/21に引越し荷物が届くと連絡があったが、悪天候
  により、小屋は未完成(屋根がない)。しばらく天気
  は、よさそうなので荷物を入れてから、周りをブルー
  シートで覆い、屋根をつけて小屋は完成した。

  広さは16畳あるので、空いたスペースに、食事する所
    と簡易ベットを作った。悪天候の為、悲惨なスタートと
なった。又北海道の5月は未だ寒い。
  テント生活はするものではないと実感。しかし他に選択
の余地はない。やるしかない!!

  約3ヶ月に亘った、このホームレスの生活体験は、生き抜く
  自信になった。体内の生存細胞が増殖したと感じている。
  又テント生活中、多くの方が見て話しかけてくれた。もうすぐ定年なので、その後にログハウスを
  建てたいと思っている人達/実際に来年建てる人達/ログの重さは?構造は?
  近くで家を建築中の大工さんとも知り合いになり、いろいろ教えてもらったりと、楽しい思い出も多くあった・。
  しかし景観すばらしいこの地に、突如出現したこの風景は、パノラマラインを観光バスで訪れた人達へは迷惑を掛けたのでは・・・・・・・・

4.日々の生活
  
 引越し荷物を収納した小屋の一角に、食事コーナーを設けた。
 又天気の良い日は屋外で食事を楽しむ。

  ・炊事:仮設電気(20Aのブレーカー1個)を使って、食事を作る。

  ・水 :名水で知れ渡る甘露水(湧き水)を毎朝汲みに行く。

  ・トイレ:レンタル仮設トイレを設置、及び近くの公衆トイレも使用。

 

  
  
  

5.基礎
  豪雪地域の為、基礎高さをいくらにするか、最後までコストと必要性で悩んだ。
  最終現地での景観とやり直しが出来ない/後悔しないようにの決断から、コストアップを飲んだ。
  初めての冬・雪を体験して、基礎は高くしておいて助かった。2.2mの基礎の周りは雪で埋まり、
  窓の所まで雪が積もっている。ニセコの除雪作業は生半可ではない。

  

基礎工事は業者に依頼した。基礎幅15mm、高さ2.2m
なので、高い所の平均台の上で作業しているような感じだが、
さすがにプロは違う。コンクリート送るポンプ者の人、振動器
を操作する人も全く平気で作業している。高所恐怖症の自分
にはとても出来ない。
我々は小屋を製作しながら、時々基礎工事の人達の作業も
手伝ったりして、結構基礎構造の勉強になった。
北海道の人は朝が早い。7時から作業開始。

工事期間:5月初め〜5/E 約3週間


 購入した土地はほぼ平らと思っていたので、基礎工事を
  始める前に、特に測量/造成行わなかったが、実際は
  基礎の前と後ろで1.4mの傾斜があった。
  基礎の完成後に土を入れたが、高台になってしまい、
  土手が崩れないように、自分達で芝を張った。
  最初にきちんと測量して、造成しておくべきであった。
  おかげで駐車場が斜面になり、雪が積もっても基礎内
のガレージまで登れるか、不安が残った。
  結局4WD車は登ったが、FF車はダメであった。
  


6.ログ到着
  
 
フィンランドを3月に出てから、釜山港経由苫小牧港に入港し、
 6/1早朝に大型トレーラー2台が到着した。

   ・ログ: 379点 最長長さ約10m
   ・建具:窓 13個 、テラスドア 1枚 、玄関ドア 1枚、
        内部ドア 5枚
   ・根太、断熱材受け、床板、天井板、垂木、屋根板、デッキ板

 かなりの量なので、隣の敷地にも了解をもらって
 置かしてもらた。家1個分の材木の量はすごい!!
 ログハウスをセルフビルドする場合は、この材料を置く場所が
 広く必要な為、市街地ではなかなか建てれないそうだ。 


  降ろした後、ログ379点を積む順番に整理す
  る為に、梱包を全て解いて、ばらばらにした後
  部位別/順番別に並び替えた。
  10mもあるログはかなり重く、この仕分けに
  2人で3日間かかった。
  一面に広がったログをみると、とんでもない物
  を買ってしまった気がした。大丈夫かな!!






7.ログの積み上げ
  
  まず基礎の周りに足場を構築。初めてなので最初戸惑ったが、
  すぐ慣れた。しかし結構重労働である。
  出来上がった足場に上ってみたが、高所恐怖症傾向の私に
  とっては、揺れる足場は不気味であった。
  他人はすぐ慣れると言うが・・・・・・・


 



  
ログを購入した会社に、ユニック車での作業応援を
  頼み、ログ積みは我々と1名の応援+ユニック車で
  始めた。
  最初は全て初めての事なので、なかなか作業が
  はかどらなかったが、少しづつ慣れてくるにつれ
  て、要領よくなっていった。やれば出来ると実感
  してくると、平均1.5段/日積める様になった。
  





  
ログが高くなるにつれて、途中から背がとどかなくなり、中にも
 足場を組む。又2個の脚立と梯子も大活躍。
 高所作業になるにつれて、積むペースは1段/日に落ちる。
 フィンランドの工場で加工後は真っ直ぐだったログも、ねじれたり、
 そったりしていて、素直に組み立て出来なくなる。
 手動のウインチ、車のジャッキ、ダボの打ち込み等で修正し、
 悪戦苦闘しながら積み上げる。毎日が肉体労働である。
 毎日が筋肉痛との闘いであったが、とうとう腰が悲鳴を上げ、
 鎮痛消炎剤のお世話になる。指の力も・・・・・・・
 天候も不順で、雨の時はひたすら筋肉を休め、体調を整える。




 
ログが高くなると、ユニックでも届かなくなり、近場まで
 上げた後は、足場に乗り、ログを手で持って運搬した。
 不安定な高所作業に加えて、長いログは重い。
 最も高い棟木を上げた時の感動は、感無量!!
 思わず笑みがこぼれた。今日は7/2、最高の日。
 途中で出来るかなと思ったときもあったが、とうとう
 出来た。379点のログを全部積み上げた!!

 ------- この感激は一生忘れられない ------- 



8.塗装

 
塗装はキシラデコール(色:ピニー)の2回塗りとする。
 家族3人でのハケ塗り作業、高所恐怖症と戦いながら
 何とか完了。数年後の再塗装はどうするか課題は残る。
 途中足場の上から、塗料缶を落として、基礎にかかってしまった痕が、
 今も無残にも残っている。自業自得!
 
 基礎とログ1段目の境界はコーキング施工







9.内装

 
断熱材は床・天井共に150mm厚とし、使った量は
 厚み100mmと50mmのロックウールを全部で31巻。

 この作業はガラス繊維が飛び散り、チクチク大変な作業。
 従って作業服を限定し、いつも同じ服でした。
 二度としたくない作業。
 特に天井は至難の業、これはもう言葉では言い表せない!!






 
 
窓は2重ガラスの為、かなり重く、取り付ける際、外に落ちないよう
 注意した。又塗装もガラスに付かないようマスキングテープを使用。
 
 ドアの取手、ヒンジ、カギ等説明書が日本語でないため、見よう見まねで
 何とか取り付けた。






 
床板と天井板は全部で釘数千本打った。二人で打ったが相当きつい。
 急にやると手首の腱鞘炎になるらしい。又天井板は高所/上向き
 作業なので、釘がなかなか打てず、かなりいらいらした。
 又リビングの天井は長さが4.5mのパインのはめ込み板なので、
 なかなかうまくはめ込めず、家族3人で両端と真ん中を持って作業。
 ストレスのたまる作業であった。今も天井を見るたびに、よくやったと
 感心している。

 屋根・窓がついて、床が出来た7/末に台風予報が出たので、テントを出て
 家の中で、仮住まい生活を始めた。久しぶりの家での生活。感無量!!




 ログハウスの暖房の定番:薪ストーブを設置。
 薪ストーブ/煙突の設置は業者にお願いしたが、耐火壁/床のレンガは
 自分達で、230個のレンガを積み上げた。どんなレンガにするか、種類も
 多く、いろいろ迷った結果、スタンダードな赤レンガに決定。
 床板の上に10mmの不燃板を敷き、其の上にレンガを積む。
 モルタルを水で溶き、レンガを積み上げたが、終わる頃になって
 やっと要領がわかった。しかしその時にはすでに、遅く多少ゆがんで
 積み上がっていた。真直ぐ立ち上げるのは結構難しい。

 曲がった耐火壁も燃焼には支障なく、臭いも無く、やわらかな輻射暖房で
 薪ストーブの選択は正解であった。暖房はこの薪ストーブだけだったが、
 1月はかなり寒く、必要な時だけ使う電気ストーブを1台購入した。これで寒さ厳しい北海道の冬も持ちこたえた。


水道・電気がついてとりあえず住める環境が整ったのが
10月。まだ1階は手付かずだが、窓はコンパネで覆い、
雪が入らないようにし、出入り口は仮のドアを製作。
但しガレージの入り口は開いたまま。内部に露出
しているキッチンの配管類は凍結すると言われて、
コンパネで取りあえず覆った。
何とか雪の降る前に、未完成ながら我が家作りの1年目は終わった。

     -------- バンザイ!! -------

2年目の2006年の家作り体験記はこちらへ

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